ブダペスト (ﾊﾝｶﾞﾘｰ) のリスト・フェレンツ国際空港から、ブカレスト (ﾙｰﾏﾆｱ) のアンリ・コアンダ空港へ予定通りに無事到着したあと、列車でブラショフへ向かいました。 夜はもうすっかり寒くて、夜行列車の中も暖房が入っていました。
ブカレストに着いてすぐにこのブカレスト・ノルド
駅に来ました。ここから鉄道でブラショフに向かいます。
駅で両替をした後、ちょっと時間があったので、小さなカフェで一息入れました。
このホームから乗るようです。
切符は日本でネットで買っておきました。列車が入ってくると、自分の席がある車両を見つけなければいけないのでちょっと忙しいです。
向かえのホームに入ってきた列車はコンスタンタ行きでした。どこなんだろうと地図を見ると同じﾙｰﾏﾆｱの黒海沿岸にある町のようでした。
私が乗った列車の中の通路
ブラショフまで2時間30分程なので、２等席でいいやと思ったのが失敗でした。
使い古した大きいビニール袋をさげ、赤ちゃんをつれた若いカップルが乗ってきたのですが、いきなりお金が無いんだと言って、空の財布をジーンズのポケットから出して見せてきたのです。
ちょっと危ない雰囲気だったので、別の部屋の違う席に移りたかったけど、それも怖くてできず、とにかく何事もなくブラショフに到着して欲しいという気持ちだけで、車窓の風景は目に入りませんでした。
ブラショフの旧市街に並んでいるカフェやレストラン
あの山には展望台があって、ロープウェイで行けるので後で行ってみることにしました。
ロープウェイ乗り場までは広場から歩いて10分程です。
トゥンバ山頂まで登ってきました。
お天気も良かったのでとてもきれいに見えました。
山頂は少し遊歩道があって、反対方向の家並みも見ることができました。
少し歩きますが、大きなショッピングモールがあるのできてみました。広いフードコートもあるので気軽に食事もできます。
ﾊﾝﾊﾞｰｶﾞｰ、ピザ、トルコ料理のお店が人気のようでした。
さてさて今回は、初めての個室の夜行寝台でウィーンへ戻ります。
実際によくある事らしいですが、2等席とかでは睡眠剤が入ったスプレーを撒いて眠らせているうちに荷物を盗む犯罪が良くあるそうです。
部屋は内側からカギがかかるので安心でした。
長い車両の中で個室寝台は一両だけだったように思いました。
洗面台が付いています。
ベッドは2段になっていますので、二人で使う人はこのはしごを使うようです。
車窓の風景。秋の夕方なので、あっという間に暗くなってしまいました。
ﾙｰﾏﾆｱの夕暮れどきです。
このセットが付いていました。
途中の駅の様子
対向車があると、何故か見てしまいますね。
深夜にも止まる駅があって、一人二人が降りて行かれます。
この後、深夜に列車が止まりドアをノックされて国境係員にパスポートを見せてﾙｰﾏﾆｱの出国完了。
そして30分ほど走った後に今度はハンガリーの国境係員が入ってきて入国チェックを受けました。
ルーマニアはEU加盟国ですがシェンゲン協定外なので、ハンガリー間の入出国の管理は厳しいようです。
そうして早朝にハンガリーのブダペストを経由したのち、列車は朝の８時頃にウィーンの中央駅に到着しました。
ブダペストでは私が乗っていた車両から後ろ全てが切り離されていて、そのせいか、列車の横揺れは少なく、スピードも速く感じました。
海外で初めての夜行列車に乗ることにドキドキしていたのですが、いろいろな良い体験ができました。
